第三者委員会の調査報告から一夜明けた、4月1日午後に発表された1通のコメント。
「私が受けた被害は一生消えることはなく失ったものが戻ってくることはありません」とコメントを出したのは、報告書で“女性A”とされていた被害を受けた元フジテレビアナウンサーの女性です。
第三者委員会の調査に、守秘義務の全面解除にも応じる姿勢を見せていたという被害者女性。
中居氏の行動を“性暴力”と認定。
そのうえで、調査報告で新たに明らかになったことについて、被害者女性は「この調査報告書で初めて知った事実も多く、改めてやりきれない気持ちにもなっています」とコメント。
これまで誹謗(ひぼう)中傷に苦しんでいたという状況に思いをつづりました。
元アナウンサーの女性 コメント:
昨年12月に本事案が週刊誌等で報道されてから、ネット上などで事実でないことを言われたりひどい誹謗中傷をされたりすることが続いたので、昨日第三者委員会の調査報告書が公表されてその見解が示され、ほっとしたというのが正直な気持ちです。非常に短い期間で、また、守秘義務のために当事者からの情報収集が制約される中で、本事案の経緯を含む事実関係の把握や原因分析を行おうと尽力された第三者委員会の皆さまには敬意を表します。
他方で、本事案後の中居氏と編成部長であったB氏とのやりとりやフジテレビの当時の港社長らの対応など、この調査報告書で初めて知った事実も多く、改めてやり切れない気持ちにもなっています。
被害女性が知らなかったという中居氏と当時編成部長だったB氏とのやり取り。
報告書には、次のように記載されていました。
中居氏→B氏:
B。また、連絡があり、摂食障害と鬱で入院。やりたい仕事もできず、給料も減り、お金も無くあの日を悔やむばかりと。見たら削除して。どうしよか。
B氏→中居氏:
なかなかですね、、私から無邪気なLINEしてみましょうか??
2人の間でのこうしたやり取りを知り、やり切れない気持ちになったという被害女性。
発表したコメントは、次のように締められていました。
元アナウンサーの女性 コメント:
私が受けた被害は一生消えることはなく失ったものが戻ってくることはありません。このようなことがメディア・エンターテインメント業界だけでなく、社会全体から無くなることを心から望みます。