埼玉・久喜市で15日、住宅のブロック塀に車が衝突して崩壊する事故が発生した。車は衝突後に逃走。この場所は子どもたちが毎朝登校時に集合するため、住人は「子供とかがもしけがしたら」と不安を口にしていた。
ブロック塀にぶつかりそのまま逃走…
埼玉・久喜市の住宅街で15日午後1時頃、家から出てきた住人が、いつもと違う庭の光景を目にした様子を防犯カメラが捉えた。

被害者は「『あ、やられた』って感じだったですね。家の中まで響くような、すごい音です」と話す。
この約1分前にT字路に現れた1台の車。直進車が通り過ぎるのを待って、左折した次の瞬間、大きな音を立てて、住宅のブロック塀に激突。レンガは崩れて、飛ばされてしまった。

事故の瞬間、運転手の目線は崩れた塀の方にあり、当たったことに気付いているように見えるが、車を停めることなく、そのまま走り去って行った。
男の子が「誰~?誰~?」と言うと、女の子が「ママ、(車)逃げてった」と伝えた。
子供たちも当て逃げした車の行方が気になっている様子だ。
登校集合場所の事故に不安の声
このあとすぐ、住人は警察に通報したという。

今回壊された塀は、家の前の道路が狭いため、車の進入防止で約2年前に設置したものだった。
被害者は「DIYで(材料を)ホームセンターで買ってきて、境界線として低いブロック塀とポールチェーンを立てて」と話す。

さらにこの住宅は、平日朝に小学生が登校する際の集合場所になっているとのことで、「親御さん含めると15、6人朝集まって、見送るっていうような場所。子供とかがもしけがしたらと思うとゾッとする」と被害者は話している。
(「イット!」3月20日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)