世界自然遺産に登録されている西表島で、10年ぶりに飼い主の分からない猫エイズウイルスに感染した猫が見つかり、竹富町は警戒を強めています。

竹富町によりますと2025年1月、西表島で見慣れない猫がいると連絡があり、2月1日に仲間港近くで獣医師が猫を保護しました。

猫は去勢済みでイエネコとみられますが飼い主は不明で、また猫が免疫不全となるFIV猫エイズウイルスへの感染が判明しました。

島内では絶滅が危惧されるイリオモテヤマネコへのFIV感染を防ぐ対策が進められ、15年ほど前からノラネコもほぼ姿を消しているというこで、飼い主のわからない猫の保護は3年ぶり、FIVの確認は10年ぶりです。

猫は石垣島から工事資材にまぎれるなどして西表島に入ったとみられ、竹富町は生態系に影響しかねない重大な事案として対策を見直すことにしています。

沖縄テレビ
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