ゴーヤーやスイカなど農作物に被害を及ぼすセグロウリミバエが沖縄本島で発生していることを受け、農林水産省は4月14日から対象となる農作物の本島外への出荷を規制する緊急防除を実施します。

セグロウリミバエはウリ科の植物をはじめ、多くの農作物に産卵し果肉を食い荒らす外来種の害虫です。

2024年3月に名護市で初めて確認されから10日までに沖縄本島北部を中心に13の市町村で確認されています。

セグロウリミバエのまん延を防ぐため、農林水産省は4月14日から緊急防除の実施を決め、ゴーヤーやスイカなどウリ科の農作物をはじめ、パッションフルーツなどの果物を本島の外へ持ち出すことが制限されます。

生産者が沖縄県外へ出荷するには植物防疫官の検査に合格する必要があります。

那覇植物防疫事務所 青木勇治 所長:
防除を適格に行うとともにまん延防止にご協力を頂きたいと思いますので宜しくお願い致します

緊急防除の実施は県内で初めてで、玉城知事は「県外出荷への影響が最小限となるよう国が実施する検査体制に協力する」とコメントし、またウリ科野菜の家庭菜園での栽培自粛などに協力を呼び掛けています。

沖縄テレビ
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