埼玉・狭山市で、走行中のトラックからパイロンが飛来し、車と衝突しかけるトラブルが発生した。また、加須市でもトラックから外れたタイヤが対向車に直撃しかける様子もカメラに捉えられた。さらにアメリカでは、突風にあおられた巨大な木の板が走行車を直撃。改めて積み荷の固定や車両点検の重要性が問われている。
高速道路でトラックから飛んできたパイロン
埼玉・狭山市の高速道路で7日午後6時頃に撮影されたのは、突然、前を走るトラックから目の前に飛んできた飛来物だ。

なんと飛んできたモノはパイロンだった。
撮影者は、「コーンが風にあおられて落ちてきて…」と語り、とっさにハンドルを切り、衝突を回避したという。

また、撮影者によると、トラックの運転手は外国人とみられるといい、荷台の積み荷がきちんと固定されていない様子だったという。
思いがけず危険を味わった撮影者は、「大きな事故につながる可能性もあるかなと思うんで、荷物はしっかり結ぶっていうのを意識してほしい」と積み荷がある車の運転手に呼びかけている。
対向車線のトラックからタイヤが飛来
一方、埼玉・加須市でも2月27日午後2時半頃、危険な飛来物が確認されていた。

こちらでは対向車線を走っていたトラックの車体から、タイヤが勢いよく転がってきたのだ。撮影者と同乗者も思わず、「うわー!!」「ナニナニ!?怖いよ!怖いよ!!」と叫び慌てふためく。
当時の状況を振り返り撮影者は、「もう右にも左にも、全然逃げ場がないような道路だったんで、非常に怖かったです」と恐怖を語っている。

突然の出来事に車内はパニック状態だ。よく見ると、トラックから外れたタイヤは前を走る車にぶつかった後、ドライバーの方向へと転がってきていた。
撮影者は、「運転手の方は自分の車の点検とかをして頂きたいということですね。本当に当たらなくてよかったなってそう思っています」と語っている。
アメリカでも…走行中に木の板が直撃
“危険な飛来物”は、日本だけの話ではない。

アメリカ・ニューヨークで5日、走行中の車に“大きな板のようなモノ”が直撃した。その瞬間、フロントガラスは粉々に割れ、撮影者のドライブレコーダーは上下に激しく揺さぶられている様子がうかがえる。
一体、何が飛んできたのかというと、その正体は数mはあろう木の板だ。

対向車線に停車していたドライバーが木の板を荷台に固定しようとしているように見えるが、その際に突風にあおられて飛んでいってしまったという。
しかし、撮影者は冷静に運転を続け、安全な場所で家族を車から下ろしたという。
(「イット!」 3月13日放送より)