川崎市のバーで、同一犯とみられる人物が2月だけで5回にわたり侵入し、“クセスゴ”な窃盗を繰り返している。現金を一気に奪うわけではなく、1000円ずつ数回に分けて持ち去り、そのほか盗まれた物は安い酒やボールペンなど、首をかしげたくなるものばかりだという。
「めちゃくちゃ怖い」同月5回も侵入…
誰もいないはずのバーで目撃された人影。
フードをすっぽりとかぶり、店内をうろつく泥棒だ。

店のオーナーが「怖いですね。めちゃくちゃ怖い」とおびえた様子で話すのも無理はない。
聞けば、2月だけで実に5回、同じとみられる人物に侵入されているのだ。

防犯カメラが、その姿を初めて捉えたのは2月16日。
ライトの明かりを頼りに絶賛物色中だ。

2月21日の映像では、うろうろとしているかと思えば…。
誰かと通話でもしているのか、それとも独り言か、「×▲●■いないか!」などと、何かをつぶやき慌てているようにも見える。
「同一犯かなと」閉店後の朝に出現
2月24日には、持参したマイバッグが、パンパンになるほど店の物を詰め込む姿が、ばっちり記録されている。

オーナーによると、現れるのは決まって閉店後の朝。

毎回のようにトイレをチェックし、店に誰もいないことを確認したうえで、犯行に及んでいる様子だということだ。

「背格好もほぼ一緒ですし、見た目も。同一犯なのかなと…」と話すオーナーだが、この防犯カメラを見るまでは、短期間に5回も侵入されていることに気が付かなかったという。
店のオーナー:
ちょっとずつなくなっていくんですよ。明らかに盗んだらバレる物は盗まないで…。
1000円ずつ窃盗…“クセスゴ”犯行内容とは
犯行の発覚を遅らせるためだろうか。

現金は一気に全部なくなっているわけではなく、1000円ずつ何回かに分けて持ち去られ、被害額は合わせて約20万円。

また、狙われた酒は比較的安いものばかりだった。

さらに、「ボールペン、食器洗い用の洗剤、おもちゃ、ダーツの矢など、意味わからない感じの備品を盗んでいく」」と、首をかしげたくなるものまで店からなくなっているとオーナーは話す。
近く警察に被害届を提出する予定だ。
(「イット!」3月7日放送より)