ギョーザ直売所に4回現れた、なぜか“ギョーザを狙わないドロボー”の犯行の一部始終を防犯カメラがとらえた。
店のオーナーは「捕まってもらうか、一度お店の方で謝罪してほしい」と話し、警察に被害届を提出するという。
慣れた手つきで…わずか30秒間の犯行
神奈川・横須賀市にあるギョーザ直売所に現れたのは、店内に入るや否や、慣れた手つきでどんどん商品を詰めていく人物。

袋がパンパンになり、わずか30秒で店を出て行ってしまった。

大量のギョーザを盗み出す“ギョーザ泥棒”と思いきや、直売所のオーナーは「ギョーザは避けていた。1回も持っていってない」と話す。

ギョーザ直売所を狙ったにもかかわらず、ギョーザは盗まなかったというのだ。

しかも、同一人物による犯行と思われるのは、今回で4回目。
毎回、何を盗んでいったのか。
“同一人物”か…4回目“鶏肉泥棒”のルーティンに異変
初めて現れたのは、1月4日午前1時半ごろだった。

ギョーザ直売所・オーナー:
たぶん(かばんに)入りきらず、1回目は入る分だけ持っていった。
この日に盗んだのは、焼き鳥と唐揚げ合計5000円分。

それから約2週間後の1月19日午前4時ごろ、この日も5000円分の焼き鳥と唐揚げを盗んでいった“鶏肉泥棒”。
そして…。
ギョーザ直売所・オーナー:
回数を重ねるごとに手慣れてくるので、場所を変えたりもしたんですけど、そこに向かっていくんで。

3回目は2月8日午前1時過ぎで、配置変えをしたのに、ルーティンの焼き鳥と唐揚げを盗んでいったという。

しかし、2月18日午前1時過ぎの4回目に現れた鶏肉泥棒に、異変があった。
ギョーザ直売所・オーナー:
今回だけ初めてギョーザを持っていった。

初めてギョーザを狙ったと思いきや…。
ギョーザ直売所・オーナー:
白い発泡スチロールに入ってるので、(ギョーザと)分からないで持っていったと思う。ギョーザを焼けないのか…、冷凍庫に入れられないのか…。

いつもの焼き鳥と唐揚げに加え、ギョーザを間違えて持っていった可能性があるというのだ。
ギョーザ直売所・オーナー:
こういうことを二度とやってほしくないので、捕まってもらうか、一度お店の方で謝罪してほしい。

店のオーナーは、ほかにも被害がないかを確認し、警察に被害届を提出するという。
(「イット!」2月28日放送より)