人体に有害な有機フッ素化合物PFASの問題を巡って、上京した宜野湾市の市民団体が4日、汚染源の特定に向け基地内への立ち入り調査などを関係省庁に要請しました。
4日、国会内で環境省や防衛省、外務省など6つの省庁の担当者に要請書を手渡したのは宜野湾ちゅら水会のメンバーです。
この中では全国規模の疫学調査や妊婦健診にPFASの血中濃度調査を加えること、それにアメリカ軍基地への立ち入り調査の実現などを求めています。
要請に対し防衛省の担当者は。
防衛省担当者:
現時点でPFOS等の検出と在日米軍との因果関係について確たることを申し上げる事は困難
また、外務省の担当者は「基地の環境問題については環境補足協定で対応している」などと回答するに留まりました。
宜野湾ちゅら水会町田直美代表:
PFAS汚染という水の問題、誰でも水を飲むからそれを足掛かりにみんなで手を繋いで行くことができればと願っている
宜野湾ちゅら水会は基地内立ち入り調査の実現を阻んでいる日米地位協定の改定に向けても全国の仲間と連帯し声を上げていくことにしています。