アメリカ軍普天間基地の周辺から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出されている問題で沖縄県の専門家会議は4日、汚染源が普天間基地であるとの見解をまとめました。

普天間基地周辺の川や湧き水から検出されているPFASの汚染源を特定するため、県は環境学などの研究者からなる専門家会議を設置し、調査や検討を重ねてきました。

これまでの調査では、地下水の上流で高濃度のPFASが検出されない一方、普天間基地の格納庫や消火訓練施設に近い下流側では、地点によって1リットルあたり1,000ナノグラムを超えるPFASが検出されました。

4日に開かれた最後の専門家会議では、「汚染源が普天間基地である蓋然性が高まった」との見解が示され、平田健正座長は「汚染源は普天間基地以外に考えられない」と明言しました。

県は専門家会議の結論を踏まえ、アメリカ軍に基地内への立ち入り調査を求める方針です。

沖縄テレビ
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