長野市にある清泉女学院大学が、31日に予定していた一部の学部の一般入試を直前で中止していたことが分かった。
「募集人員に達した」突然の入試中止を発表
娘が受験した保護者:
(娘は)私と同じく本当に頭が真っ白になってしまって、びっくりしてしまって、本当にパニックというか、そんな状態です。

清泉女学院大学の一部の学部の一般入試は、1月6日に出願開始、31日に試験が行われる予定だった。ところが、大学側は12月23日、ホームページ上で、「募集は終了しました」と一般入試の中止を発表。その理由について大学側は、「去年のうちに実施した学校推薦型選抜などで、募集人員に達したため」としている。
清泉女学院大学・小池英男事務局長:
予定していた数に達したため、年明け入試を取りやめた次第です。ご迷惑をかけたことは深くおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。

FNNが取材した親子のケースでは、2024年12月21日に受験生である娘が、一般入試に先行して行われた総合型選抜で第1志望の学部を受験したが不合格となり、一般入試で再挑戦しようとしたところ突然試験が中止された。
娘が受験した保護者:
大人の都合に本当に子供が振り回された、犠牲になった。とにかく清泉に入ることしか考えていなかった。改めて一から自分のレベルにあった学校を選び直さなきゃいけない。
文科相「誠に遺憾」信頼を損なわせかねないと指摘
こうした事態を受け、阿部俊子文科相は「社会からの大学入学者選抜に対する信頼を損なわせかねず、誠に遺憾でございます」とコメント。

文部科学省は、今回の試験中止を問題視していて、大学に報告を求めている。
(「イット!」1月20日放送より)
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