普段は静かな住宅街に集まった人、人、人。
15日、東京・世田谷区で開催された「ボロ市」には、名物「代官餅」を求めて2時間待ちという長蛇の列もできていた。また外国人観光客の中には、驚きの“珍品”を購入していた人もいた。

“2時間待ち”お目当てのものとは?

道路を埋め尽くすほどの人であふれていたのは東京・世田谷区で開催されたボロ市。
440年以上の歴史を誇る冬の催しだ。

骨董品などが並ぶ
骨董品などが並ぶ
この記事の画像(12枚)

沿道には約600の露店が並び、骨董品や古着、おもちゃなどが売られていた。

そこで「イット!」取材班が発見したのが、長蛇の列だ。

列の長さは約100メートル。

2時間待ちという列の先頭で売られていたものは、つきたての餅に、あんこやきな粉、大根おろしがかかった名物の「代官餅」。

この会場でしか買えないため、並んででも食べたい一品なのだ。

しかし、こうした名物グルメにも押し寄せていたのが値上げの波。

代官餅に使用されるもち米や大根の価格が高騰していて、2023年は800円だった代官餅は、2025年は1000円に値上げされた。

外国人観光客が購入した“珍品”とは?

17万人もの来場者でにぎわった「ボロ市」。
掘り出し物を目当てに訪れたアメリカ人観光客は、驚きの珍品を購入していた。

男性が5000円で買ったというのは“サメの歯”。

なぜ購入したのか聞くと、「変わったモノが好きなんだよ」と答えてくれた。

さらに他の外国人観光客は、お面と浮世絵をお買い上げ。

デンマークから来た外国人観光客:
おじいちゃんのお土産用として買ったんだ。

多くの外国人観光客たちが日本でのお宝探しを楽しんだボロ市は16日も開催される。
(「イット!」1月15日放送より)