中国の列車内で、別の人の席に居座る女の姿がカメラにとらえられた。
鉄道警察は、席のチケットがないなら退席するよう促すも、女は“自分には後ろ盾がいる”と主張し譲らない。
結局、女性は警察に連行されたが、同行していた母親も敵対的な態度で反抗していたという。

他人の席に居座る迷惑親子

中国の列車内で撮影されたのは、座席に座って叫び声を上げる女性と鉄道警察のトラブルだ。
女性の向かい側には、静かに見守る母親もいた。

鉄道警察は、女性に「再度警告ですが、この席から離れてください!または、席番号のチケットを出してください。この席のチケットがなければ…」と話しかけていた。

自分は大物だと主張する女性(中国SNSより)
自分は大物だと主張する女性(中国SNSより)
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一方、女性は「ねぇ!私にはすごい後ろ盾がいるのよ!」と主張し、席を譲る気配がない。
しかし、実はこの親子は本来座るべきところではなく、別の人の席を占領し注意されていた。

かたくなに席を占領する親子に、鉄道警察は「おふたりは大人ですし、われわれは何度も説明しました。席の交換はいいですが、席を買った人に許可をもらわないとダメです!」と、きっぱりと説明。

しかし、鉄道警察の落ち着いた説得にもかかわらず、女性は聞く耳を持たない。

とんでもない主張で席に居座る女性(中国SNSより)
とんでもない主張で席に居座る女性(中国SNSより)

さらには、「私はここで死ぬから待ってろ!後片づけはよろしく!」と、“とんでもない要求”にエスカレート。

「何してるの!?ダメでしょう!」と𠮟責(しっせき)する鉄道警察の言葉にも、われ関せずと、女性は席に居座ろうとする。
そのあまりの主張に、周囲の人が失笑する様子も見られた。

近くにいた女性も見かねたのか、「お嬢さん、席を返せばいいじゃん。鉄道警察とけんかしちゃダメですよ」と諭していた。

“ここに座りたい”席譲らず…連行

この女性はそのあと、鉄道警察に連行された。

母親も席を譲らず反抗(中国SNSより)
母親も席を譲らず反抗(中国SNSより)

一方、向かいに座っていた母親は、「あんたたちは私と娘をいじめるつもり?!ここに座りたいの!」と主張し続けていた。

“親が親なら子も子”という言葉があるように、母親はこのトラブルを鉄道警察と周囲の人のせいだと主張して、その場をあとにしたという。
(「イット!」 12月24日放送より)

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