日本海側を中心に“ドカ雪”が続いている。真冬である1月後半のような積雪となっている地域もある。

年末にお出かけを検討されているみなさん、今年は「スキー」「スノボ」が良いかもしれない…!

平年比5.83倍の積雪も!

ここ1週間、強烈な寒気が列島を覆ったことで、北日本の日本海側を中心に大雪となっている。

気象庁HPより/筆者追記
気象庁HPより/筆者追記
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北海道~新潟にかけての広い範囲で、平年2倍以上の積雪となっている。

特に青森・秋田では3倍以上になっている場所もある。秋田・由利本荘市では、18日(水)正午時点で、平年比5.83倍もの積雪となっている。

スキー場からは“歓喜の声”

こうした状況に、予定より前倒しでオープンするスキー場も相次いでいる。

早くも降りたての大量の雪でスキー・スノボが楽しめるとあって、「嬉しすぎる!」「最高のシーズンになりそう!」との声もあがっていた。

22日(日)から“もう一回”大雪

最新の予想を見ると、22日(日)から23日(月)ごろにかけてもう一度大雪となりそうだ。

冬型の気圧配置が強まるためで、東日本を中心に警報級の大雪となる恐れもある。

短時間に大量の雪が降った場合、屋根からの落雪や雪崩などに十分ご注意いただき、気象情報を含め、安全を確認した上でお出かけいただけたらと思うが、クリスマスを前に、スキー場へは大量の“パウダースノー”が降り注ぎそうだ。

年末の“狙い目”は…?

12日(木)に発表されていた1カ月予報を見ても、年末にスキーに出かけたくなる情報が並んでいた。

気象庁HPより/筆者追記
気象庁HPより/筆者追記

北日本・東日本では、平年並みに雪の日がある、とした上で、

●12月2週目(21日~27日): 北日本で平均気温が「平年並か低い」見込み
●3~4週目(28日~1月10日): 全国で平均気温が「平年並か低い」見込み

いつもより“寒い”年末になりそうで、雪質もより良いものになりそうだ。

北海道・青森・秋田・新潟の2週間予報(提供:日本気象協会)を見ても、27日(金)以降に一段と冷え込み、各地で最高気温が平年を下回る予想となっている。

【27日(金)~31日(火)の最高気温】
札幌:-3~0℃
青森:1~2℃
秋田:2~3℃
新潟:5~6℃

都市部でこの冷え込みなので、標高が高いスキー場は良質の雪に恵まれそうだ。

最新の気象情報を確認しながら、みなさんそれぞれのベストなスキー場、タイミングを見つけて、ぜひお出かけいただきたい。

道中はくれぐれも、運転や歩きなど、移動でスリップや転倒等ないようにお気をつけて…!
【執筆:フジテレビ気象センター 川原浩揮】

川原浩揮
川原浩揮

気象予報士/防災士/フジテレビ気象担当部長
アナウンサーとして入社後、制作を希望して異動。報道記者、情報番組ディレクター・プロデューサー、ニューヨーク支局員を経て、現在は気象センターに所属。
フジテレビの気象情報・演出がメディアで一番「見やすく、分かりやすく、興味深い」と言って頂けることを目指しています。
天気を味方につけ生活を豊かにできるコンテンツを創る『そらラボ』を立ち上げ、「食べヨミ」「おてんきメイク」「タイムリミット絶景」などを開発、展開中。