11月30日朝、中国・香港で起きたのは、東京・銀座に本店がある高級ブランドを扱う店で高級バッグを狙った窃盗事件。侵入からわずか3分でエルメスのバッグ66点、約2億円分もの商品が盗まれたという。店の責任者は、日本でも深刻な問題となっている“闇バイト”強盗が、香港でも起きているのではないかと指摘する。
わずか3分で大量の高級バッグ盗まれ…
11月30日午前7時半ごろ、東京・銀座に本店を構える高級ブランドショップの香港店で、押し入った3人が中のドアを強引に破る姿が防犯カメラに捉えられていた。
この記事の画像(32枚)犯人たちの狙いは、高級ブランドのバッグで、バーキンやケリーなど、エルメスの高級バッグが66点、約2億円分もの商品が盗まれたのだ。
2億円ほどにも上る被害の詳細を日本の担当者が明かした。
XIAOMA GINZA中央通り本店 髙橋茂寛さん:
バーキンやケリーなどの人気なお品物が多く盗まれました。希少価値は高いですけれども、即現金化できるようなお品物がメインになっているかと思います。
狙われた香港の店の防犯カメラには、犯行の一部始終が記録されていた。
特殊な道具で鉄製の扉を破り、店の中へと侵入する3人組。
1人がショーケースをこじ開けると、残りの2人がバッグを次々と大きな袋の中へ入れていった。侵入からわずか3分でエルメスのバッグ66点、約2億円分もの商品を盗んでいったのだ。
“闇バイト”強盗が香港でも?
被害にあった店の責任者は、日本でも深刻な問題となっている“あの犯罪”が、香港でも起きているのではないかと指摘する。
GINZA XIAOMA 香港店 店舗責任者:
“闇バイト”。私はそう思います。
窃盗犯は侵入後、一直線に画面右側のショーケースへ向かうと、画面左側にあるバッグには目もくれず、右側のみを盗んでいます。ここに置かれていたのが「定番商品」だったという。
GINZA XIAOMA 香港店の店舗責任者は「定番商品、そういう商品が転売しやすい」と話し、店舗によると盗まれたのは、売りさばく際に足がつきにくい定番商品のみだった。
日本で相次ぐ“闇バイト”での事件のように、下見をした上で、計画的に犯行に及んだ可能性があるという。
被害に遭った店は、今後、防犯対策を強化するといい、現地メディアによると、 警察は店に押し入った3人組の行方を追っている。
(「イット!」12月3日放送より)