特定抗争指定暴力団「絆會」を襲撃するために、大阪市西成区の路上で催涙スプレーを準備し集合した疑いで、「山口組」系弘道会傘下組織の男2人が逮捕された。
凶器準備集合の疑いで逮捕されたのは、特定抗争指定暴力団「山口組」系弘道会傘下組織幹部の羽田力容疑者(45)ら2人だ。
■車の中から「催涙スプレー」唐辛子由来の成分
この記事の画像(3枚)羽田容疑者らはことし7月、指定暴力団「絆會」組員を襲撃するために、西成区の路上に駐車した車の中で催涙スプレーを準備して集合した疑いが持たれている。
警察は羽田容疑者らの認否を明らかにしていない。
羽田容疑者らはこの事件の前日から当日にかけて、絆會の事務所付近を車でうろついた疑いで、既に逮捕されていて、その際、警察が車内を調べたところ、催涙スプレーが見つかったということだ。
鑑定の結果、催涙スプレーからは唐辛子由来の成分が検出されている。
■襲撃の目的は報復か
警察は、襲撃の目的は「絆會」幹部の金成行被告が起訴された、2020年の弘道会幹部が銃撃された事件への報復だったとみて、捜査している。
(関西テレビ 2024年8月14日)