逮捕者が90人に上っている詐欺グループの一斉摘発で、警察に公開手配されていた男女2人が逮捕された。 男は「打ち子のエース」と呼ばれていた。
大阪市淀川区の無職・宮脇翔容疑者（29）と岡田真由容疑者（25）は、ことし2月から3月にかけて、愛知県に住む女性（20代）にSNSでウソの投資話を持ちかけて、現金約90万円をだまし取った疑いが持たれている。
これまでに、詐欺グループのメンバー90人が逮捕されていて、被害総額は少なくとも9億5000万円に上るとみられる。
警察は、リーダー格とみられる男ら5人を公開手配していたが、宮脇容疑者と岡田容疑者はラジオで自分たちが公開手配されていると知り、30日夕方、2人で淀川警察署に出頭してきたということだ。警察は2人の認否を明らかにしていない。
詐欺グループの拠点では、机にたくさんのスマートフォンが置かれ、いわゆる「打ち子」と呼ばれる人物が被害者にメッセージを送っていた。2人は「打ち子」役で、宮脇容疑者は仲間から「打ち子のエース」と呼ばれていたということだ。
警察は、公開手配している3人の行方を追っている。
（関西テレビ「newsランナー」 2024年7月31日放送）
