中国・北京で、夏がすぐそこまで来ているというのに、まるで“雪かき”に追われ困惑する市民たちの様子がとらえられた。
まるで冬の光景のようにも見える景色だが、足元に広がるのは雪でも塩でもなく、“ひょう”だった。
「40cm」…“ひょう”で埋め尽くされる道
中国・北京で6月27日、埋め尽くされた“ひょう”が、川の流れのようになって道路を流れていく様子が撮影された。
ひょうが降り注ぐ様子を撮影する男性は「大きなひょうが結構降っているね」とつぶやき、驚いた様子だ。

激しく降り積もる“ひょう”の大きさは直径1cmを超えるものもあり、窓や屋根にあっという間に積もっていく。
積もったひょうを片づけながら、「40cm…塩だったら食べられるけど」とつぶやく市民の姿も見られた。
真夏の“ひょう”原因は熱波
別の投稿では、車のボンネットがベコベコにへこんでいる様子もあり、大量のひょうが降り注いだことがうかがえる。
“ひょう”が大量に降った原因の1つは、気温とみられている。

北京では、6月の最高気温が37度を超える日もあり、熱波に見舞われていた。
地上が熱くなったところに、上空に冷たい空気が流れ込むと大気が不安定となり、積乱雲が発達し、大量のひょうが降ったとみられている。
(「イット!」 7月1日放送より)
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