1700人以上が犠牲となった岡山空襲から2024年6月29日で79年です。戦時下の子供たちの写真や記録を集めた展示会が6月7日から岡山市で始まりました。

空襲の悲惨さや平和の尊さを伝えようと企画されたこの展示会は1978年から毎年開催され、今回で47回目です。2024年のテーマは「戦時下の学校と子供たち」で、会場には、軍国主義的な教育が行われた当時の様子を知ることのできる写真や資料など約320点が展示されています。

岡山市の南方国民学校の児童たちが描いた絵です。教員だった中村辰巳さんがずっと大切に保管していたもので、色彩豊かにのびのびと描かれたものばかりです。

体操や海水浴など日常の風景を表現した絵もある中、戦闘機や軍艦を題材にしているものも多く、当時子供たちにとって戦争が身近だったことがうかがえます。

この展覧会は岡山駅前の岡山シティミュージアムで6月30日まで開かれています。

岡山放送
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