射水市の音楽好きな青年たちが、地元を盛り上げようと開催する音楽イベント「ワンフェス」。
3日から海王丸パークで始まりますが、会場が元日の能登半島地震で被災する中、何とか開催に漕ぎつけようとしています。
音楽の力で、地元に笑顔を届けようと奮闘する主催者の思いを聞きました。
*ONEFES実行委員長 加治浩和さん
「(会場が)地割れしたり、液状化で下から砂が出てきたりした。段差がひどいところで15センチできた」
能登半島地震による液状化被害の影響で、音楽イベント会場となる射水市の海王丸パークの広場には段差ができたため、ステージ建設のための準備は砂利を敷き詰め平らにすることから始まりました。
当初は開催が難しいと思われていましたが、30日の段階でステージは7割が出来るまで漕ぎつけ、何とか開催の目処が立ちました。
「ワンフェス」は音楽が好きな富山の青年たちが集まり、大手プロモーターを介さず自分たちで会場整備や企画、アーティストへのオファーを行い、音楽の力で射水市を盛り上げようと開催されるイベントです。
毎年、5月のゴールデンウィークに合わせて開催され、若者や家族連れなど幅広い世代に楽しんでもらうことがコンセプトとなっています。
今年のフェスには、ファンキーモンキーベイビーズや岡崎体育、氣志團など総勢24組の豪華アーティストが集まり、被災地に笑顔を届けることになっています。
フェス会場には楽器体験ができるブースや遊具も設置され、子どもたちも楽しめるよう工夫されています。
そんな今年のワンフェスのテーマは「歌は力。」
地震で被災した地元に笑顔を届けたいとしています。
*ONEFES実行委員長 加治浩和さん
「震災を経験したことがなくて、みんなの笑顔がなくなっているのではないかと思った。『歌は力。』というテーマを設けて、歌の力で子どもたちの笑顔を取り戻したい」