28日午後、高畠町で発生した林野火災は防災ヘリなどが出動し消火活動に当たっているが、まだ鎮火には至っていない。

(リポート)
「一夜明けた現場では、山のあちこちからまだ白い煙が上がっているのが確認されています。現在はヘリによる上空からの放水作業が続いています」

火事があったのは、高畠町安久津の蛭沢湖北側にある山の中。
28日午後1時半ごろ、近くを通った人から「山が燃えている」と消防に通報があった。
消防や防災ヘリが出動し消火活動にあたったが、鎮火には至らなかった。

この火事を受け高畠町では、町長をトップとする「災害対策本部」設置し、情報収集と対応にあたっている。
町によると、この火事で現場付近に住む4世帯6人が自宅から避難したほか、消火活動中の消防団員1人が熱中症により搬送されたという。

一夜明けた29日、現場では午前5時すぎから防災ヘリなどによる消火活動が再開されたが、午後18時現在、火はまだ鎮火していない。
現時点で約18ヘクタールが燃えているという。

県は、4月27日までとしていた林野火災野火火災等多発警報を5月4日まで再延長し、空気が乾燥している際はたき火などをしないよう注意を呼びかけている。

さくらんぼテレビ
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