4月3日、台湾東部を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生。地震の影響は日本にも及び、沖縄県の宮古島・八重山地方と沖縄本島地方には、「津波警報」が発令されました。

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最大3メートルの津波予測が出た石垣島では、避難のため、高台へと向かう道路が大渋滞。

リポート:
津波到達予想時刻を3分ほど過ぎましたが、未だ車の長い列は途絶えません。

また、市民へ呼びかけを行うパトカーの姿も見られました。

パトカー:
少しでも高いところに避難して下さい!津波警報が出ています!

自転車で避難した住民にインタビュー

めざまし8は、地震発生後、車の渋滞を見越して自転車で避難した石垣市の住民を取材。緊迫した避難の状況を語ってくれました。

石垣市住民撮影
石垣市住民撮影

自転車で避難した石垣市住民:
もう地震が来た時点で、津波だっていうのが頭にあって…もう逃げようっていうふうになりました。

石垣市住民撮影
石垣市住民撮影

自転車で避難した石垣市住民:
やっぱり東日本大震災のことと、先日の能登の地震、両方とも津波の被害がありましたので。ましてや、今の職場があの海に近いということで、やっぱり逃げなきゃいけない、何があるかわからないなっていう気持ちでしたね。

石垣市住民撮影
石垣市住民撮影

急いで市内の小学校に避難した人の中には、観光客の姿もありました。

観光客:
めっちゃ怖い。
避難場所が分からなくて、とりあえず逃げてきたら、地元の人がこっちだよって。

春休み中だったため、沖縄本島でも、多くの観光客が津波警報で避難を余儀なくされました。

名護市のホテルに滞在していた観光客を取材

めざまし8は、名護市のホテルに滞在していた観光客の男性に、当時の状況について話を聞きました。

観光客 Tomohiro Yuasaさん撮影
観光客 Tomohiro Yuasaさん撮影

観光客 Tomohiro Yuasaさん:
言葉で言うと、プチパニックというような状況ですね。
揺れがなかったので、津波が来るっていうのが、現実的には考えられなかったような感情ですね。

観光客 Tomohiro Yuasaさん撮影
観光客 Tomohiro Yuasaさん撮影

家族と名護市内のホテルに滞在していた人は、ホテル内で朝食をとっていたところ、突然、津波警報のアラームが鳴ったといいます。

観光客 Tomohiro Yuasaさん撮影
観光客 Tomohiro Yuasaさん撮影

観光客 Tomohiro Yuasaさん:
最初に海を見たときから、もう海の水位が5mぐらい下がっていて、「ホテルの5階以上に避難してください」っていうふうに指示がありました。今、宿泊している部屋が7階なので、今は部屋の中で待機している状況です。

混乱は、空港でも…。

沖縄テレビ・植草凜リポーター
那覇空港3階のロビーです。現在でも、多くの人であふれています。
不安そうに欠航情報の確認画面を見つめる多くの人の姿があります。

那覇空港では、津波警報を受け、一時、航空機の離着陸が全て停止に。
日本航空や全日空など、航空各社によると、あわせて78便が欠航し、乗客1万3148人に影響が出たということです。
(「めざまし8」4月4日放送より)