秋のアメリカ大統領選挙に向けた首都ワシントンの共和党の予備選挙で、複数の現地メディアはヘイリー元国連大使がトランプ前大統領を下し、初勝利を確実にしたと報じた。

共和党の指名獲得に向けて無敗で8連勝中のトランプ氏だが、今回、初めて対抗馬のヘイリー氏に敗れた。

現地メディアは、ヘイリー氏、勝利の要因について「首都ワシントンは民主党勢力が強く、有権者登録をした無党派層や民主党員が勝利を後押しした」との見方を示している。

5日には、16の州と地域で予備選などが集中するスーパーチューズデーを迎えるが、指名獲得に向けて独走するトランプ氏にヘイリー氏が「待った」をかけたことで、今後の情勢が注目される。