脱炭素社会の実現に向け、二酸化炭素(CO2)の排出量の取引を行う「カーボン・クレジット市場」が東京証券取引所に開設された。
「カーボン・クレジット市場」は、企業などが再生可能エネルギーの利用や森林保護の取り組みなどを通じて、二酸化炭素の排出量を減らした分を国が「Jークレジット」と認定し、株式や債券のように売買できる仕組み。
二酸化炭素の削減に取り組む企業は、クレジットを市場で売って利益が得られる一方、削減が進まない企業はクレジットを買うことで、排出量を減らしたとみなされる。
市場には、電力会社や商社、金融機関など188の企業や団体が参加して、午前と午後のそれぞれ1回取り引きが行われる。
市場の活性化により、二酸化炭素の削減が進むことが期待される。
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