ロシアのショイグ国防相は4日までに、ウクライナに派遣される志願兵らの軍事訓練施設を訪れ、その映像が公開された。
ロシア国防省は4日、ショイグ国防相がウクライナに派遣される志願兵や契約軍人の軍事訓練を視察する映像を公開した。
ショイグ国防相は3日、これまでに33万5000人以上が軍や志願部隊で戦闘に参加する契約を交わしたとして追加の動員をする計画はないとしている。
ロシア軍の兵力不足が指摘されるなか、ショイグ氏の発言は志願兵の確保や民間軍事会社ワグネルの戦闘員の部隊への吸収が順調に進んでいる可能性を示唆している。
ロシアでは9月末、秋の定期的な徴兵が13万人を対象に行われると発表されたが、ロシア参謀本部は徴兵された人がウクライナの前線に派遣されることはないと強調していて、今回、映像を公開することで徴兵に対する動揺と反発を抑える狙いもあると見られる。