国民民主党の玉木代表は、国政選挙で用いる政党名の「民主党」という三文字略称について、変更を検討していると3日の会見で明らかにした。
また、同じく略称が「民主党」となる立憲民主党も変更に向け、話し合いを行っているという。
玉木代表は、年内に解散総選挙が行われた場合でも「略称問題は少なくとも間に合わせないといけない」と次期選挙までの略称に前向きな姿勢を示した。同時に「立憲と水面下で榛葉幹事長が行っている」として立憲民主党とも略称の変更にむけた議論を行っていることを明らかにした。
もとは一つの「民主党」だった立憲民主党と国民民主党の両党は、2020年の結党以来、二度の国政選挙で比例票の略称がともに「民主党」だったことで有権者の混乱を招いた。
21年の衆院選ではどちらとも判別できない「民主党」と記載された比例票が全国で362万あり、票は各党の得票割合に応じて割り振られた。
玉木代表は、9月の代表選の際にも、党名の変更検討を示唆していた。