悪質な行為に怒り心頭。長野県松本市と塩尻市にまたがる信州スカイパークで6月以降、8カ所のトイレで落書きやごみの投棄が相次いでいる。管理する県は警察に被害届を提出した。現在、一部のトイレは使用を禁止している。

赤のスプレーのようなもので…
美しく整備された「スカイパーク」。
しかし、一部の公園のトイレは使用禁止になっている。
赤のスプレーの様なもので書かれた大きなバッテン。25日、信州スカイパークのトイレで見つかった。
公園内のトイレでは、建造物損壊などの被害が相次いでいる。

一部のトイレを使用禁止
TOY BOX 信州スカイパークサービスセンター(指定管理者)・宮林健治所長:
スカイパークの中でいたずら、ごみが捨てられる事案が続いていまして、閉鎖させていただいています
清掃作業のため現在、使用を禁止している。
さらに、26日は別のトイレでも落書きが見つかった。
汚れを落としきることができず、ポスターを張って目立たないようにしている。

「悪質行為」は8カ所で約30回
実はこうした「悪質な行為」は6月から相次いでいる。
公園内にある25カ所のトイレのうち、8カ所で30回近く確認された。
誰が、いつ行ったのかは分かっていない。
悪質な行為は「落書き」のほか、「生ごみ」が捨てられていたり、洗面台やベビーシートが汚されたり…。

「いたずら、汚す行為はやめて」
担当者がその都度、掃除しているが相次ぐ被害に胸を痛めている。
TOY BOX 信州スカイパークサービスセンター(指定管理者)・宮林健治所長:
安心してきれいなトイレを使っていただきたいと、毎日スタッフも清掃しているんですが、汚れたトイレを見て気分を悪くされるといけないなと。いたずら、汚す行為はやめていただきたいと思います
管理する県は一部の行為については、警察に被害届を提出している。
また、防犯カメラを設置し巡回も強化。
県は不審な行動を見かけたら、管理者や警察に連絡してほしいと呼びかけている。

(長野放送)