都会のど真ん中“公園の噴水”に現れたカルガモの親子…いったいどこから?
名古屋の都心の公園に、かわいいカルガモの親子が現れ、「癒される」と話題になっている。
ぷかぷかと浮かぶカルガモの子供たち。お母さんのマネをして上手に泳いでいる。

実はこの場所、近くに大きな道路も通っている、名古屋の中心部・中区にある「白川公園」の噴水だ。

元気に泳ぐ子ガモ11羽…保育園児も大喜び「超かわいかった!」
子供たちは11羽。6月上旬から噴水に姿を見せ、元気に泳いでいる。

雨に打たれたり、噴水の水がかかったり…。産毛が濡れると水に浮きにくくなってしまうので、お母さんの下で雨宿り。

愛らしい姿に集まってきたのは、保育園の子供たち。

園児たち:
かわいかった
飼いたいくらい、超かわいかった
保育園の先生:
知ってる?何を食べているか?
園児たち:
水!
お魚!
保育園の先生:
ここにお魚いるのかな?何食べているんだろうね
たしかにここは噴水の中。カルガモが食べる昆虫や水草は、ほとんどないようにみえるが…
見守る地元の人たち。しかし、街の中にはカラスなどの天敵も…
東海テレビ 記者リポート:
ところどころに、パンの耳でしょうか。何か食べていますね

パンをあげていた地元の女性:
カルガモにあげようと思って持って来ました。微笑ましいじゃないですか
そして、よく見ると、噴水の隅には小屋も。地元の人たちが見守っていた。

ところでこの親子、いったいどこからやって来たのだろうか?
親子を観察していると、もう一羽の親鳥が…

東海テレビ 記者リポート:
あ、今飛びました。どこに行ったんだろう?公園の奥のほうへと、去っていきましたね
飛び去った方向、噴水から南東に約200メートルのところに池があった。

カルガモは子育ての場所を探して移動する習性があり、池から噴水にお引越ししたとみられている。
都心の噴水でたくましく育つ子供たちだが…
地元の人:
サギが来て(子ガモを)捕っていったという話を聞いたことがあります。カラスも多いですからね
カラスやサギなど天敵も多く、飛べるようになるまでに数が減ってしまうという。

さらに、噴水の脇にはペットボトルや吸い殻も。

都心の片隅で生まれた小さな命。1羽も欠けることなく、大きく育ってくれることを願いたい。
(東海テレビ)