東京・目黒区で電動キックボードの2人乗り事故を起こした男性が、全国初となる電動キックボードの“飲酒による危険運転致傷害”で摘発された。

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これまで、ルールを無視した電動キックボードの走行が、たびたび問題になってきた。

番組スタッフが取材中、歩道をキックボードで走行する人を発見。話を聞こうとすると…

番組スタッフ:
電動キックボードって歩道は走っちゃいけないんですけど、わかってましたか?

電動キックボードで歩道を走っていた人:
うるせーよ!

番組スタッフ:
ルールとかあるが…

電動キックボードで歩道を走っていた人:
話しかけんな!くそ!

番組スタッフ:
原付とかと(扱いは)一緒ですけど…。

電動キックボードで歩道を走っていた人:
・・・。

最後は番組スタッフの問いかけに無言のまま、赤信号を無視して走り去った。

こうした中、2023年2月、東京・目黒区で26歳の男性会社員が電動キックボードで2人乗り事故を起こした。

2人乗り事故を起こした電動キックボード
2人乗り事故を起こした電動キックボード

記者:
男はこの電動キックボードに乗って、前輪を縁石などにぶつけて、車道側に倒れたということです。

後ろに乗っていた30代の女性は、全治5週間の重傷を負った。

今回、“あるケース”で、全国初の摘発例となった。

「飲酒による危険運転致傷」全国初の摘発

何が、全国初なのだろうか。

それは、電動キックボードの、飲酒による危険運転致傷だ。

運転していた会社員の男性は酒に酔った上、着用の必要があるヘルメットやナンバーも、付けていなかった。

会社員男性は「飲酒運転はダメだと知っていた」と容疑を認めている。

(「イット!」5月18日放送より)