デモが行われていたギリシャの路上で、人々が一時騒然となる事態が起きた。
この記事の画像(11枚)16日、ギリシャの首都・アテネ。
クラクションが鳴り、叫ぶような声が聞こえた直後、車が加速。周囲の人が進路上に押したごみ箱に衝突したが、そのまま走り抜けた。
そばにいた人は飛んできたごみ箱に当たり、その勢いで跳ね飛ばされてしまった。
すぐに周囲の人々が駆け寄った。
走り抜けたのは、警察のクレーン車。
事故直前の映像を見ると、集まった人々がごみ箱を運んでいるのがわかる。
さらに1人が道路のど真ん中に立ち、通行を妨害しようとしているように見える。
集まっていたのは政府や鉄道会社に抗議する人々だ。
列車事故への抗議が各地で続く
発端は、2月28日に起きた列車事故。
旅客列車と貨物列車が正面衝突し、57人が死亡した。
安全管理や事故の責任を問うデモが各地で行われ、一部が暴徒化する事態も起きている。
(「イット!」3月20日放送より)