夕暮れの空に伸びる光。太く長い尾を引いている。

3月19日午後6時過ぎ、新潟・燕市の上空。明るい中ではっきり確認できるほどの光に、動画撮影者はこう話す。


動画を撮影した男性:
流れ星と比べると、だいぶゆっくり動いていたので、そういうものとは違うなと。得体の知れないものだったら、どうしようという怖さもありました

謎の光は17日、アメリカ・カリフォルニア州でも確認された。
複数の光がゆっくりと飛んでいく。動画撮影者は「何だ、アレは!?」と驚きの声をあげる。

40秒ほどで消えたというが、その正体は…。

3年前にISS=国際宇宙ステーションから廃棄された、日本が使っていた通信装置だった。


少しずつ高度を下げながら地球の周りを回り続け、ついに今回、大気圏に突入したのだ。

一方、新潟のケースは、飛行機と飛行機雲。

平塚市博物館・藤井大地さんによると、夕日が反射しているのだという。この現象は、晴れて空気が澄んた日によく見られるということだ。
(「イット!」3月20日放送)