トルコの地震から1カ月、建物の崩壊が相次いでいる。そんな中、日本の援助隊の医療支援を行っている。

ディヤルバクルの建物。銃器ががれきを崩している
ディヤルバクルの建物。銃器ががれきを崩している
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トルコのディヤルバクルでは、今にも崩壊しそうな壊れたビルで、重機ががれきを崩している。すると…。

激しい砂埃を上げて、建物ごと崩れていく。これは工事のミスではなく、ビルの解体工事の様子。

ハタイの建物
ハタイの建物

トルコでは、各地に崩壊寸前の建物が無数に残っている。

サンリルファのビルが崩壊
サンリルファのビルが崩壊

そして、サンリルファでは多くの車が通るすぐ横で、また一つビルが崩壊。解体を待っていた建物だった。

大地震から1カ月以上。相次ぐ建物の崩壊に巻き込まれるなどし、死者はさらに増加。トルコとシリアあわせて5万2000人以上にのぼっている。

そんな中で続く、日本の援助隊の医療支援。医師などのボランティアが、交代で現地入りしている。

そのチームの一つが帰国のために空港で飛行機に乗り込もうとした時、予想外のことが起きた。

日本の援助隊に対し大きな拍手が送られた
日本の援助隊に対し大きな拍手が送られた

空港中に響き渡るような大きな拍手。空港に居合わせた人々から拍手で見送られたのだ。

日本の援助隊が乗った飛行機
日本の援助隊が乗った飛行機

さらに、援助隊の乗り込んだイスタンブール行きの飛行機の中でも、思いがけないことが起こった。

帰国便で援助隊の医療チームが診察

飛行機の後ろに集まっているのは、日本の援助隊のメンバー。

FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長:
具合が悪くなった人がいるとみられ、日本の援助隊の医療チームの人が診察をしているようです。

とっさに命を守る行動をとった援助隊。具合が悪くなった人は、その後回復したということだ。

(「イット!」 3月8日放送より)