東京・狛江市で、90歳の女性が殺害された強盗殺人事件で、24日、4人の容疑者の身柄が検察に送られた。
実行役とみられる野村広之容疑者(52)は、報道陣のカメラに気づくと、突然しゃがみ込み、顔を隠した。



同じく実行役とみられる永田陸人容疑者(21)は、対照的に、カメラを見たまま歩き、さらに車に乗り込む際も再びカメラに目を向けた。



永田容疑者は、2022年12月に東京・中野区で起きた、現金およそ3000万円が奪われた強盗事件でも、逮捕・起訴されている。
「血の気は多い」事件前日から3日間仕事を休む
東京から直線距離でおよそ300km離れた石川・金沢市で、建設関係の仕事をしていたという永田容疑者。

永田容疑者が勤務していた会社関係者:
血の気は多いんですよ。飲みに行ったときも、けんかっ早いというか。若い子たちには、(永田容疑者が最近)高価そうなものをつけているなというイメージがあったっぽい。ギャンブルに勝ったような感じだった

最近は羽振りが良く、ギャンブルでもうかったのではと、うわさになっていたという。

永田容疑者は、狛江市の事件が起きた1月19日の前日から3日間、休みを取っていた。
永田容疑者が勤務していた会社関係者:
最近だと、(1月)18・19・20と連続で休んだので。03の番号から電話がかかってきたんで、東京にいたんだろうなと


24日は、永田容疑者と野村容疑者のほかに、19歳の大学生の男と、レンタカーを調達し、犯行を手助けした疑いで逮捕された、福島聖悟容疑者(34)も送検された。
レンタカー手配の指示は「ミツハシ」から
捜査関係者によると、福島容疑者は「ミツハシ」と名乗る人物から指示を受け、レンタカーを手配していたことが新たにわかった。


この事件では、実行役らがスマホのアプリで、「キム」と名乗る人物から指示を受けていたことがわかっている。
「キム」と「ミツハシ」は2022年10月、東京・稲城市で現金およそ3500万円が奪われた事件でも、指示役として関与したとみられている。

警視庁は、指示役が「ルフィ」、「キム」、「ミツハシ」などと名乗り、役割を分担していた可能性もあるとみて、フィリピンから移送された渡辺優樹容疑者ら4人との関連を調べている。
(「イット!」2月24日放送)