東京・板橋区の会社に4人組が押し入り、従業員に液体をかけて現金約900万円を奪って逃げた。
犯行に液体が使われたため、化学物質などを扱う特別な防護服を着た消防隊員が現場で対処した。

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従業員に“液体” 男4人組が900万円強奪

事件は21日午後2時半ごろに発生した。狙われたのは、東京・板橋区熊野町にある会社の事務所。

目出し帽をかぶった4人組の男が押し入り、女性従業員にスプレーのようなもので何らかの液体をかけ、現金約900万円を奪って逃走した。
女性従業員は顔にけがをして、病院に搬送されたという。

強盗事件から1時間ほどたった現場には、多くの警察官のほか、危険物を処理するため、特別な防護服を着た消防隊員の姿もあった。

警視庁によると、犯行グループは車に乗って事務所近くまで来て、当時 女性従業員が1人で作業をしていた事務所に押し入った。

事務所があるのは、東武東上線・下板橋駅から約700メートル離れた住宅街。現場は大きな通りから1本入った、事務所や住宅が立ち並ぶ場所だ。
当時、近くにいた人は「交差点からサイレンを止めて入ってきたので、誰か110番したんだなと思った」と話す。

犯行時間は10分程度で、男らは車で北の方向に逃走した。
警視庁は、強盗事件として犯行グループの行方を追っている。

(「イット!」2月21日放送より)