フィリピンの巡視船が、中国海警局の船から“レーザー”を照射された。

フィリピンの沿岸警備隊による船からの映像
フィリピンの沿岸警備隊による船からの映像
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フィリピンの沿岸警備隊が公開した映像。奥の船が目の前を横切ろうとした次の瞬間…

奥の船がレーザー光線を向けている
奥の船がレーザー光線を向けている

船から突然向けられた緑色の光…レーザー光線だ。

6日、フィリピンの巡視船が中国海警局の船からレーザーを照射された。

場所はフィリピンのEEZ(排他的経済水域)にある、南シナ海のスプラトリー諸島の岩礁周辺。

中国はスプラトリー諸島を“自分たちのもの”だと主張していて、岩礁を埋め立て、人工の島を作るなど実効支配を進めている。

今回、フィリピンの巡視船は中国から2度にわたりレーザーを照射され、乗組員が一時的に視力を失ったという。 

中国側は「主権と秩序を守るため」と強調

フィリピン側は「フィリピンの主権を無視した明らかな侵害」と非難。

一方、中国側は…

中国外務省が「中国の国内と国際法に基づき主権と秩序を守るため専門的かつ抑制的に行動した」と強調している。

(「イット!」 2月14日放送より)

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