国会の欠席を続けるNHK党のガーシー参院議員の処分を検討する参院の懲罰委員会が、10日、開かれた。ガーシー氏のオンラインでの弁明は認められず、NHK党は「社会の潮流に反する」と反発している。

委員会では、尾辻参院議長が、ガーシー氏が、これまでの国会に加え、今の国会でも欠席を続け、出席を求める文書「招状」を出しても正当な理由なく出席しないなどと、懲罰委員会に付託した理由を説明した。

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ガーシー議員の出席求める「招状」
ガーシー議員の出席求める「招状」

次回の委員会は、21日に開かれる。

鈴木宗男懲罰委員長はガーシー氏に対し、次回、ガーシー氏本人が出席して弁明する、または代理の議員が弁明する申し出があれば許可するとの文書を出した。弁明の申し出の期限は16日。オンラインによる弁明は認めない。

文書を受け取ったNHK党の浜田聡参院議員は、記者団に対し、「コロナ渦で社会全体でオンライン化が進んだ。懲罰委員会でオンラインが認められないのは、社会の潮流に反する」と述べた。

その上で浜田氏は、オンライン弁明を認めない方針が変わらない場合は、「仕方ないので粛々と私が対応する」と述べ、浜田氏が代理で弁明する考えを示した。