北九州市で新たなクラスター発生 大学病院のスタッフ9人感染

新たにクラスターが発生したとみられる福岡県北九州市。
外来や救急も受け入れていた地域の中核的な存在の産業医科大学病院でも1日、医療スタッフ9人の感染が確認された。
この9人は5月末に感染が分かった女性の入院患者の濃厚接触者だった。

加藤勝信厚労相は午前9時の会見で「まだ、それぞれの市や都道府県でお調べになっているということなので、それがクラスターだとかクラスターでないとか判断しうる状況にはまだない」と述べた。

北九州市ではこの10日間であわせて113人の感染が確認されている。
児童1人が感染していた小倉南区の小学校でも1日、新たに同級生1人の感染が確認された。
学校内でクラスターの発生が心配される中、全国の学校では、校内での感染防止が大きな課題となっている。

部活動のクラスターどう防ぐ?ラグビー部はエアタッチ

栃木県佐野市の県立佐野高校では、1日から部活動が再開され、授業が終わった午後4時すぎ、校内で部活動に励む生徒の姿があった。

校庭で汗を流していたのはラグビー部。
本来ならばタックルをする場面で、部員たちはタッチをしている。

部活動の顧問からは「タイム!エアタッチがエアじゃくなってる!」と注意が飛ぶ。
「タッチフット」と呼ばれる練習では、接触なしの“エアタッチ”。
熱中症も心配されることから、マスクを着けなくても練習ができる環境を作っているという。

ラグビー部の石井勝尉顧問は「ラグビーなのでスクラム・タックルの練習は外せないが、ディスタンスをとってできる練習にきのうから切り替えています」と語った。

部活動のクラスターどう防ぐ?吹奏楽部はバラバラ練習

中学と高校であわせて100人近く部員がいる吹奏楽部では、打楽器は音楽室、フルートは廊下、コンピュータ室ではトランペットとトロンボーンの練習と、教室を分けて練習しているという。
教室の窓も全開だ。

吹奏楽部の小林良和先生は「合奏は基本的にある程度落ち着くまではできないと考えています」と慎重だ。

吹奏楽部の川上陽菜乃部長も「今年はコンクールもなくなってしまったので、基礎力を高めて、来年後輩たちに託していきたい」と心境を語る。

しかし、やはり不安なのがクラスターの発生だ。
ラグビー部の石井勝尉顧問は「北九州市に限らず、それ(クラスター)は佐野高校でもいつ起こってもおかしくない。起こる可能性を最小限に減らして、できる限りやることをやる」と警戒心を緩めない。

(Live News it!6月2日放送分より)