警察官の指示に小さくうなずいて返事をし、カメラの方へ顔を向けた男。

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岡山市の職業不詳、川崎農容疑者(36)。

川崎容疑者は去年9月、百貨店の職員になりすまして75歳の女性に電話。

共犯の男たちと、現金1170万円などをだまし取った疑いが持たれている。

巧みなトークで“タンス貯金”を…

川崎容疑者は詐欺グループの中で電話をかける役=いわゆる「かけ子」を担当。

マニュアルに頼らず、臨機応変に対応できることから「かけ子のエース」と呼ばれていた。

警察によると、川崎容疑者たちがだまし取った現金は、自宅に保管されている、いわゆる「タンス貯金」。

どんな手口を使ったのかというと…。

川崎容疑者が女性に電話をしたあと、共犯の男が銀行協会を名乗り、こう話したという。

「タンス貯金が偽札じゃないか確認したい」

警察は、川崎容疑者たちが去年1年間で、少なくとも3億円をだまし取った可能性があるとみて、調べを進めています。

(「イット!」1月27日放送)