青く幻想的に光るマスクが話題
新型コロナウイルス感染拡大防止のために、街では多くの人がマスクを着用している。この状況に、違和感がなくなってきているのではないのだろうか。
さらに、最近は白だけではなく黒や紺、おしゃれなデザインが施されているなど、個性的なマスクも登場している。
そんな中、幻想的で個性的なマスクが販売され、話題となっているのだ。
それがこちらだ。

マスクは、5月14日から広島で建設業とWEBデザイン業を手がける「アスタス」が販売している。一見ただの黒いマスクに見え、「どこが個性的なのか?」と思う人もいるかもしれない。
しかし、こちらを見てほしい。

先ほどの黒いマスクが、青く幻想的に光っているのだ。手掛けたのは、イタリア・ミラノの織物メーカー「Dream Lux」。デザイン性も高く、着用しているだけで気分も上がりそうだ。さらにマスクの売り上げの一部は、新型コロナウイルス治療の最前線で闘う医療機関へ寄付されるという。
Twitterでは、「綺麗で幻想的なブルーライトマスク」「ブルーライトマスクこれは欲しい」などの声があり、話題となっている。(5月28日現在)
おしゃれで欲しくなるデザインではあるが、なぜ青く光るマスクを作ったのだろうか? どのような仕組みになっているのか? 販売元の「アスタス」にお話を伺った。
ボタン電池式のバッテリーのスイッチをONすると点灯
ーーなぜこのマスクを販売しようと思った?
全世界で広がっている#Make It Blueキャンペーンという医療現場の最前線で闘っている方々に感謝の意を伝える運動が、まず頭をよぎりました。もとよりこの未曾有の事態の中、私共でも何かできることはないかと考えた次第です。
ーー「Dream Lux」から販売の依頼を受けた時にどう思った?
此度の新型コロナウイルス感染症からイタリアも多大な影響を受けている中で、「Dream Lux」の商品である光る生地を用いたマスクを作られたことは、彼らにとっても意義のあることだと思います。
私共も何かできることはないかと常々考えておりましたので、その光る生地を用いたマスクと#Make It Blueキャンペーンが結びついた次第です。
ーーなぜ青く光るの?
生地に青色に光る光ファイバーが織り込まれており、LEDの光で点灯する仕組みとなっています。
ーーいつでも青く光らせることができる?
ボタン電池式のバッテリーのスイッチをONにしていただければ点灯します。明るい場所だと光っていることが見えづらい可能性がありますので、暗所で光らせることをおすすめします。

ーーどのくらいの時間青く光らせることができる?
LEDの耐久年数は24時間連続使用で5年ほどになります。
ーーどんな使い方がオススメ?
日常使いはもちろん、朝晩のジョギングや自転車等の利用時におすすめです。
初回200枚の限定販売は完売
ーーマスクのつけ心地も織物メーカーならではの工夫がある?
マスクの外側は、マスクの一番の特徴である光ファイバーを織り込んだ生地となっています。マスクの内側は、つけ心地の良いサラサラした肌触りの生地を用いられています。
また二股に分かれたゴムバンドで固定するため、ずれにくく耳も痛くなりにくい工夫がなされています。
ーー織物メーカーのあるイタリアではどんな使い方がされている?
イタリアでの利用状況は把握しておりません。日本では弊社が初めてですが、イタリア及びEC圏内、アメリカへの商品送付の話は聞いております。
ーーどのくらい売れているの?
200枚の限定販売ですが、完売しました。大変な反響をいただいておりますので、再入荷を決定し、6月中旬頃より順次再発送の準備が整う予定となっております。

「感謝の気持ちだけでなく現実的な支援も行いたい」
ーーなぜ売り上げを医療機関へ寄付しようと思った?
感謝の気持ちだけでなく現実的な支援も行いたいと思ったので、医療機関への寄付を決定いたしました。
ーー反響はあった?
プレスリリース以来、予想以上に方々からご興味を持っていただけていることを実感しています。

マスクの売り上げの一部を医療機関に寄付するということで、気持ちだけではなく現実的な支援を行うというところに今回の企画にかける思いが伝わってくる。
夜道での使用など実用性もありそうだが、このブルーライトマスクは、あまりの人気で初回は完売したとのことだが再入荷が決定。 値段は4378円(税込)で、気になる人はチェックしてほしい。
(画像提供:アスタス)
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