その年の世相を反映し、象徴する食として毎年発表されている「今年の一皿」。2022年、選ばれたのは「冷凍グルメ」ということで、新潟市で話題となっている冷凍グルメの集まるスポットを取材した。

ウイルス禍で「冷凍グルメ」の需要増!
新潟市中央区に掲げられた「冷凍グルメショップ」の看板。店内に所狭しと並んでいたのは、冷凍グルメ専用の自動販売機。

記者リポート:
こちらの販売機は佐渡の店ということで、魚やおつまみがありますね。こちらにはラーメンなどもあります。この販売機はおかずで明太子・パスタ・ハンバーグ。このハンバーグは売り切れてしまっています

食材から一品料理まで、こちらでは販売機10台を使い、約60種類の冷凍グルメを販売している。

エフディーエヌアジェンダ 神保洋CEO:
需要は非常に上がっていると思う。一番は新型コロナの影響だろうけど、非接触で購入できる。それに合わせて、中に入れる商材も開発されているし、まだまだ、これから色んなものが考えられるんじゃないかなと思う

中でも人気となっているのが、健康に配慮した弁当タイプの商品で、店のイートインスペースで温めて食べることもできる。

記者リポート:
スパイシーでお肉もすごくやわらかいです。何より手軽で、ここまで誰とも接触せずに作ることができました

新型コロナウイルスによる外出自粛などの影響で多様化が進み、「今年の一皿」に選ばれた冷凍グルメ。

一方、こちらの店を運営するのは、新潟市内の電気工事会社で、店を開いたきっかけも新型コロナウイルスで受注のキャンセルなどが相次いだことだった。

エフディーエヌアジェンダ 神保洋CEO:
新型コロナのウイルスがどんどん変異してきた。「こっちも変異してやろう」という考えで、多少違う形の業種になるが、やってみようということでチャレンジした。来てみたら笑顔になれるような、そういうものを常に考えて中身を変えていきたい

(NST新潟総合テレビ)