「令和版 花咲か兄ちゃん」自転車で届ける花屋の出張販売

都内で、大量の花を積んだ自転車を走らせる男性。

あるマンションの前で自転車を止め、待っていると女性客から「これと…これと。あとちょっと分からないので適当に」と注文が…なんと自転車で花を売り歩く、お花の出張販売だ。

LUFF・上村拓さん:
家から出たくないとか、出るのが怖かったりとか、そういう人がいるのかなと思って。

花屋を営む上村さんは、東京で外出自粛が呼びかけられてから、週に3回出張販売を続けてきた。

基本的には、前日までに予約が入ったお宅へ向かうのだが、花を積んだ自転車が目立つため、次々と客から声をかけられていた。
今やこの自転車は地域の名物となりつつあるようで、予約も1日10件ほど入るようになったという。

LUFF・上村拓さん:
見た目じゃなくて心で花を欲しがっている人は、減っているどころかむしろ増えているのでは…

こんな時だからこそ、ちょっとホッコリする「令和版花咲か兄ちゃん」は、緊急事態宣言解除後も走り続けるという。

野菜にバルーンと、新たに誕生「出張販売サービス」

外出自粛生活が続いたこの2カ月で、出張販売が各地で誕生。
中でも、売り上げが伸びているのが、スーパーの3密防止にも一役買っている、野菜の出張販売。

朝採れた野菜を農家さんから直接仕入れている「濱の八百屋」では、コロナウイルスの影響で飲食店への販売が減ったため、出張販売に力を入れたところ…

濱の八百屋 三橋壮さん:
1カ月に(注文が)2回だった人が、1カ月に4・5回注文してくださるお客さんが多くなってきてるので、(売り上げは)1.5倍~2倍近くになっています。

一方、こちらは大きな真っ赤な袋をたくさん持った女性。

袋を持った女性:
こんにちはー。お誕生日おめでとうございます。風船持ってきました。

赤い袋から取り出し、女性が飾りだしたのは、色とりどりのバルーン。バルーンの出張販売だ。

もともとは企業のイベントや結婚式などで、バルーン装飾を手掛けている会社。
外出自粛が続く中、自宅でのお祝いを少しでも華やかにできればと、おうちに届けるサービスを始めた。

オリゼ 中島裕代表取締役社長:
今回は個人が気楽に頼みやすいよう、5000円から配達します。一番多いのは誕生日です。

この日も6歳の娘さんの誕生日をお祝いするための依頼。これを見た娘さんは「すご~い」と嬉しそう。

バルーン出張販売を利用した母親:
自宅にいて何もしないでこの状況をしていただいたのは、すごくありがたいなと思います。

4月から始めたバルーンの出張販売は、2カ月で113件の依頼を受けた。

生活スタイルの変更により、新たに誕生した出張販売サービス。緊急事態宣言が解除された後も求める人が増えそうだ。

(「Live News it!」5月25日放送分より)