近畿3府県は21日に解除検討 北海道・東京・神奈川は継続か

5月21日に緊急事態宣言は解除されるのか?一日も早い解除を待つ人たちの本音を取材した。

19日の朝も東京・JR品川駅には多くの人の流れがあった。19日に確認された東京都の新たな感染者は5人。ゴールデンウィーク明けからの減少傾向が続いている。

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午後1時半から行われたのは、特定警戒エリア1都3県の知事によるWEB会議。
新型コロナウイルス感染予防の徹底と連携について共同でメッセージを発信した。

東京都・小池百合子都知事:
これまでより1歩も2歩も進んだ新しい社会を作り上げていくんだという我々の決意をこのメッセージに込めていきたいと考えています。

政府は非常事態宣言が続く8つの都道府県のうち、京都・大阪・兵庫については21日に解除する方向で検討している。

大阪府・吉村知事:
国が示された基準に現時点で満たしているだろうと認識しています。

一方で、北海道・東京・神奈川については18日までの1週間で人口10万人あたりの感染者数が、
解除の目安を超えていることから、今後の推移を慎重に見極める方針だ。

知事会議でも…

東京都・小池百合子都知事:
1都3県、しっかりと解除に向けて足並み揃えながらお互いに知見・データなど共有して進めていくと。

スタバ1か月ぶりに営業再開 新しい生活様式導入し

大手コーヒーチェーン・スターバックスは19日、約1ヵ月ぶりに営業を再開した。
利用客は「朝のニュースを見て来ました。ずっと飲みたかったのでうれしいですね」と話した。

緊急事態宣言が続く8都道府県では、午後7時までの短縮営業で持ち帰りのみ。
しかし、その他の地域では店内飲食もできるようになった。感染拡大を防ぐため、レジカウンターなどには飛まつ防止ガードを設置するほか、間隔を保つため席の数を減らし、横並びにするなど、安全対策を強化しての再開だ。

出口見えないゲームセンター 苦境の聖地に訪れた希望

その一方、休業要請が続き今なお出口が見えないのが、ゲームセンターだ。臨時休業前は多くの外国人観光客が訪れ、“ゲームセンターの聖地”とも言われていた東京・新宿区高田馬場にある「ゲーセンミカド」。

ゲーム機の消毒や感染対策などを検討し、再開に向けて動き出しているが、長引く休業要請による固定費の負担に河野泰治マネージャーからは「人件費、水道、光熱費、家賃とか全部含めて2000万円くらいかかると思います」と悲鳴の声が上がる。

そこで、ゲーセンミカドではファンに支援を求めるクラウドファンディングを開始した。すると…目標の2000万円を超え、最終的には3700万円以上の資金が集まった。

ゲーセン ミカド 河野泰治マネージャー:
感無量でしかなく、私も代表も泣きました。

寄せられた支援に対しては、ゲームのプレー回数券などで還元する考えだ。

ゲーセン ミカド 河野泰治マネージャー:
(休業要請は)31日までじゃないかと想定はしているのですが、21日で解除だと言われたら22日からオープンする予定です。

緊急事態宣言の解除に向けて、各地で様々な動きが出てきた。

(Live News it!5月19日放送分より)