春の星空観察のポイントを天文台が紹介

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、宮城県にある仙台市天文台は、4月11日から臨時休館している。
今、宮城県内ではどんな星が見られるのか、仙台市天文台の國友有与志さんが教えてくれた。

仙台市天文台 國友有与志さん:
春の星は、この北斗七星を使うと、とても簡単に色々な星を見つけることができるんです

北の空に輝く「ひしゃく」のような形をした7つの星「北斗七星」。
ひしゃくの持つ所、柄の部分を使って、春の1等星を2つ見つけることができるという。

仙台市天文台 國友有与志さん:
この(柄の部分の)カーブをそのままずっと伸ばしていきます。すると、ここに1つ明るい星がありますよね。これが春の1等星の1つ『アークトゥルス』という星です

仙台市天文台 國友有与志さん:
さらに、1つだけではないですね。今のカーブをもう一度伸ばしていって、今見つけたアークトゥルスを通り過ぎてさらに伸ばしていくと、ここにももう1つ明るい星が見つかります。これが春の1等星の2つ目、『スピカ』という星です

北斗七星から続く「アークトゥルス」と「スピカ」をつなぐ大きなカーブを「春の大曲線」という。

ーーそれぞれの星の特徴は?

仙台市天文台 國友有与志さん:
まずアークトゥルスなんですが、すごく明るく目立つ星で、よく見ると色がオレンジ色をしています。それに対してスピカは、白色をしているんですね。オレンジ色と白という色の対比がすごくきれいなので、日本ではこの2つの星のことを『夫婦(めおと)星』と言ったりします

スピカはおとめ座の星なので、スピカが妻、アークトゥルスが夫ということになるんだそう。

見える?見えない?星で“視力チェック”もおすすめ

また、北斗七星は春の1等星を見つけられるだけではなく、こんな楽しみ方もできる。

仙台市天文台 國友有与志さん:
北斗七星を使って、視力検査をすることができるんです

視力検査に使えるのは、ひしゃくの柄の部分の先から2番目の星「ミザール」。

この星、よく見てみると、すぐ隣に「アルコル」という星が並んでいる。
ミザールは2等星、アルコルは4等星で、視力の良い人なら2つの星がそれぞれ見えるという。

ーー家族で視力検査をして楽しむのもいいかもしれませんね?

仙台市天文台 國友有与志さん:
誰が1番視力がいいかということを勝負するのも楽しいんじゃないかと思います

星の光に癒やされて…今だからできること

星空の観察をするときに活用してほしいのが、天体の位置と明るさを記した「星図」。

仙台市天文台は、ウェブサイトに星図を公開していて、トップページからギャラリーに入り、星図のアイコンをクリックすれば、季節ごとのものをダウンロードすることができる。
北斗七星以外の星も、これを使えば簡単に見つけられる。

仙台市天文台 國友有与志さん:
なかなか普段、星を見る機会が皆さん少ないと思いますので、ぜひこの機会に星空を眺めてみていただきたいと思います。星の光は人からするとすごく弱い光なんですが、心の中を照らしてくれるような不思議な力があると思います。自粛生活で疲れたときは、星の光を見て、少し癒されていただければ、すごくうれしく思います

~星空観察のポイント~

1.なるべく障害物のない、空が開けたところで観察してください
2.部屋の明かりを消してください
3.街灯などがある場合は手でその光を隠すと星が見えやすくなります

仙台市天文台は、臨時休館中もSNSを通じて情報を発信している。
ぜひ“おうち時間”の過ごし方の参考にしてほしい。

(仙台放送)