大阪府は大阪モデルの達成度を赤、緑、黄の色で見える化

一部の地域で学校が再開されるなど新しい日常が始まる一方、東京などの13都道府県では引き続き警戒が呼びかけられている。

大阪のシンボル・通天閣。
ライトアップされた色にはあるメッセージが込められている。
大阪府は独自に設定した基準の達成状況を信号の色で表示していて、4日連続で基準を達成した11日は注意喚起レベルの黄色を表示。基準を7日連続で達成した場合は8日目に自粛の段階的解除を意味する緑色に。一方、未達成の場合には赤色が点灯することになっている。

近隣住民:
赤、緑、黄でわかりやすいし、注意しようと思う。
早く通常の日常生活に戻りたいという気持ちで一杯。今日は黄色見に来たから次は緑をと思っています。

一方、11日朝のJR品川駅は最高気温28.1度と季節外れの朝となったが通勤客はマスクを外さずに出勤。しかし緊急事態宣言が延長される前の4月27日と比較すると人出が増えていることがわかる。

さらに午後7時半の東京・歌舞伎町。若い人を中心とした多くの人で賑わっていて中にはマスクを着けていない客引きの女性の姿も見られた。都内の繁華街では人出が戻り歌舞伎町の場合、大型連休が明けた後で30%以上増えたとのデータもある。

東京・歌舞伎町

この状況に小池都知事は・・・

小池都知事:
他の海外や国内の例を見ましても第二波がいつ起こるかわかりません。気を緩めること無く皆様方のご協力を引き続きお願いしたいと思っています。

小池都知事

一方、特定警戒に含まれていない地域では。

先生:
先生がこの休校中にはまっていた趣味は何でしょう?

生徒:
はい!散歩。

先生:
正解!

長野県飯山市・常盤小学校

子供達の笑顔が教室に戻ってきた。
長野県飯山市ではマスク着用や手洗いを徹底し、11日から小中学校が再開。

今週は授業を短縮し、来週から通常に近い形での学校生活が始まる。

生徒:
みんなと会えて嬉しいです。ちゃんと授業できるのが楽しみ。

特定警戒以外の広島県の動物園では入口にビニールシートを設置するなど徹底した感染防止策をとり、23日ぶりに営業を再開。

久しぶりに見る動物の姿を子供達は食い入るように見つめていた。

福山市立動物園・井上和彦園長:
家の中でしか過ごせなかった時間を少しでも動物園に来て気分転換になればいいなと考えています。

福山市立動物園

3密対策を徹底しながらの新しい日常が始まっている。

コロナ社会で生きるヒント・・・自分にとって「適疎」な街を見付けること

三田友梨佳キャスター:
山崎さんは人と人とのつながりをデザインすることをご専門とされていますが、暮らしも仕事も大きく変えてウイルスと共に生きていくためには今何が必要だと思いますか?

コミュニティデザイナー・山崎亮氏:
その答えは歴史の中にあるのかもしれないと思います。
もともと大家族で家の近くで仕事をしてきたということがあります。特に戦前は近所で歩きながら仕事ができていて、戦後になってから都市部に人々が集まり、満員電車に乗って通勤するような働き方が当たり前になってきたわけです。今はテレワークが充実してきて会議をやっているとパソコンの画面に子供が出てきたり、親の介護をしながら働いている人がいる。こういう話を聞くと、許せるというよりはホッとする気持ちになる。それは職住近接の経験があるからかなと思います。

三田友梨佳キャスター:
古い慣習を変えるきっかけになると思いますし、新たな価値を見いだす時なのかもしれませんね。

コミュニティデザイナー・山崎亮氏:
そうですね。「適疎」という言葉を書いてみました。適切にまばらな状態で暮らして働いていくこと。コロナウィルスの感染拡大によってこのことを考える必要があると感じました。自分の給料の大半が高い家賃だったりローンの支払いになってしまう過密なところで働き続けるのかどうか。ひょっとしたら今回の特定地域に含まれないような34県に適度な疎らな生活というもののお手本があるのかもしれないと感じています。

三田友梨佳キャスター:
適疎」を定着させるためには何が必要なんでしょうか?

コミュニティデザイナー・山崎亮氏:
これは自分にとって何が適度な疎ら度合いなのかを一旦まず信じるというのが大事で、どこに行けば良いとか人口密度何人以下だよといった指標があるわけではありません。自分自身がくつろげるカフェがあるか、子育てしやすいのはどれくらいの密度なのか、優先順位を捉えながら自分にとって「適疎」な街を見付けていくこと。それが見えてきたなら今の暮らしや働き方を少し変えてみる行動を起こしていくことが大事だと思います。

三田友梨佳キャスター:
これから「適疎」時代が幕を開けるために自治体が果たすべき役割はどうお考えですか?

コミュニティデザイナー・山崎亮氏:
ここ1~2ヶ月で経験してきましたが、やはりオンラインで繋がることが大切になってきます。自治体はデジタルの環境を整えていくこと、それからネットに接続できない人に必要な情報をきっちり届ける方法を伝えることに自治体は率先して取り組むべきだと感じています。

三田友梨佳キャスター:
新型コロナウィルスの到来によってこれまで当たり前であったことが変わろうとしている中で今後また満員電車の通勤に戻るのでは無くて、目をそらしてきた課題にしっかり向き合うことも必要だと思います。

(「Live News α」5月11日放送分)