私がお伝えしたいのは、「オンライン授業を継続される大学3年生の愛子さま」です。

コロナ禍での入学後、一度も対面の授業を受けられていない天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。ご自身の登校が両陛下の感染につながってはいけないとのお気持ちから、当面オンライン授業を続ける選択をされました。

ポイントはこちら。「キャンパスライフは感染が落ち着いた後に」注目です!

【注目ポイント・記者解説】

愛子さまは学習院大学文学部の日本語日本文学科3年生になられ、4月12日から授業が始まりました。対面授業を一度も経験しないまま大学生活の後半を迎えられました。

側近幹部によりますと、登校したいという思いがある一方、10代や20代の感染者数が増加している現状を考慮すると、「ご自身の登校が結果的に両陛下の感染につながってはいけないという強いお気持ち」もあり、今後もオンライン授業の継続を選択されました。
医師とも相談し、心が揺れる中でご両親の立場を踏まえ判断されたということです。

2022年3月の記者会見では、授業の同時配信を続ける大学側に感謝の思いを示すと共に、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大が一日も早く収束し、このような厳しい状況が落ち着いた先に、少しでも不安の少ない環境で、皆が有意義な学校生活を送ることのできる未来が待っていることを願っております」と述べられました。

古典文学に関心が深く、1年生の秋、初めて登校したキャンパスで、「大学では新しい知識を得たときに感じられる喜びを大切にしながら、様々なことに取り組んでいければ」と大学生活に期待を寄せられていた愛子さま。

成年皇族として、学業を優先しながら、大学の休みの期間には行事や宮中祭祀に取り組み、ご自身のキャンパスライフは『少しでも不安の少ない環境』になるまでお控えになる日々が続きます。

(フジテレビ社会部 髙澤真澄) 

髙澤 真澄
髙澤 真澄

フジテレビ報道局社会部記者。
警視庁クラブなどを経て2019年から宮内庁を担当。