秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまは、きょうお茶の水女子大学附属中学校の卒業式に出席された。
悠仁さまは、卒業文集に、「開・啓・拓(ひらく)の思い出」と題する作文を寄せられた。”ひらく”は悠仁さまの学年の中学3年間を通したテーマ。以下、全文。

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『開・啓・拓の思い出』 秋篠宮 悠仁

中学校生活の三年間を終えるにあたり、各学年の目標で用いられた漢字で振り返ってみたいと思います。

一年時の漢字は「開」でした。この学年で印象深かったことに、最初で最後の宿泊行事であった英語を学ぶグローバルキャンプがありました。英語のみを使った二日間の研修では、授業や英語劇の発表などを通して英語の技能を高められただけでなく、コミュニケーションの力を身につけ、異なる文化にふれることができました。この学年行事を通して、新たな扉を開ける体験ができました。

二年時は「啓」でした。この年は、ディベート大会での取り組みが印象に残っています。あるテーマについて、賛成と反対の立場のグループに分かれて討論を行います。事前にグループごとに資料を読み込み、両方の立場で意見を伝えられるように話し合いをしました。ディベートでは、反対の立場の人が納得するように伝え、相手の主張を的確に聞き、それに対して適切に反論することが大事です。このディベート大会は、準備を含め、相互啓発の場にもなりました。

そして三年時の漢字は「拓」でした。一学期には、校外学習として、障害者が働くお店を訪ねました。そこで働いている方々からお話を伺い、意見交換をすることで、働くことの様々な面を知る機会になりました。その後も学校の活動を通じて、多様な視点をもち、考えを深めることの重要性を学びました。また二学期には、一年生のときから探究してきた自主研究をまとめ、自分の興味を深めることができました。これらの経験は、これから歩む自らの道を拓くことに繋がっていくように思います。

中学校生活は、途中での休校があり、行事の中止や変更もある中で、何ができるのかを皆で話し合い、工夫をしたことも貴重な経験でした。多くのことを学び、思い出に残る充実した三年間でした。