石川県民のソウルフードの1つ、芝寿しの「笹寿し」。
「オレンジ」「白」「青」、この三色のラベルの色で中身を判断している人も多いと思うが、実はこの白色に今、異変が起きているという。

街の人:
小さい頃から食べています

街の人:
地元では、皆さん召し上がってきたと思いますよ

街の人:
昔から笹寿しって、金沢で知らない人いないでしょ

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子どもから大人にも愛される金沢名物「笹寿し」

オレンジのラベルが「紅鮭」、白いラベルが「小鯛」、青いラベルが「鯖」。
芝寿司といえば、金沢伝統の押し寿し「笹寿し」が有名。

三色のラベルが特徴 芝寿しの「笹寿し」
三色のラベルが特徴 芝寿しの「笹寿し」

街の人:
私はどっちかというと、鯖が好きなんですわ

街の人:
うーん、鮭

街の人:
鯖、だって脂があっておいしいよ

街の人:
子どもらは、やっぱり鮭とか鯛、白身が好き

そんな石川県民のソウルフードの1つに激震が走った。
芝寿し公式アカウントが投稿した、「長く親しまれた小鯛の笹寿しが2月末で販売を休止いたします。ごめんなさい!」というツイート。

あの白の小鯛がなくなる?一体どういうことなのか、芝寿しの担当者を直撃した。

向山侑希アナウンサー:
今回、小鯛が食べられなくなるとうかがったんですが、本当ですか

芝寿しマーケティング室・宮田昌子さん:
3月1日から小鯛が販売休止となりました

向山侑希アナウンサー:
なんでですか?

芝寿しマーケティング室・宮田昌子さん:
理由としましては、これまで使っていた小鯛の漁獲がとれなくなった。芝寿しとしても、原因のところがわかっていなくて、海洋の変化なのか気温の変化なのか、今は調べている最中になります

販売開始から初の販売休止…街からは悲しみの声が

芝寿しが笹寿しの販売をはじめて、約半世紀。
小鯛の販売休止はこれが初めてだという。

これについて県民は…

街の人:
それは大変さびしくなるし

街の人:
残念やねぇ~

街の人:
え~そうなの?じゃあ2種類(鮭・鯖)になるの?

しかし、ご安心を。白がなくなるわけではないという。

芝寿しマーケティング室・宮田昌子さん:
代わりに3月1日から販売させていただく、こちら連子鯛になります

実は、小鯛の代わりに連子鯛を使うという。
見た目もほとんど一緒、一体何が違うのだろうか。

芝寿しマーケティング室・宮田昌子さん:
ぱっと見だと、鯛の何が変わったの?となるかと思うんですけれども、一番食感として鯛の違いが分かると思います

芝寿しはさまざまな種類があり、これまでも連子鯛はあったという。
芝寿しの担当者は、これを機に是非新しい連子鯛も楽しんでもらいたいと話していた。

(石川テレビ)

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