入店時に「顔認証」するだけ

顔認証技術を活用したレジのない店舗が公開された。
新しい顔認証の店は、入店時に顔認証すればあとは商品を棚から持って、外にでるだけ。店内にはレジが見あたらない。

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大手電機メーカーNECが公開した店舗では、登録された顔情報をもとに、写真を特定。商品を持ち出すと会計が自動で行われ、給与から天引きされる。

天井のカメラや商品棚に取り付けられた重さを検知するセンサーなどで、客の動きや手に取られた商品を判別する。

人手不足をデジタルで解決

第一リテールソリューション事業部長 川見秀樹氏:
人手不足の問題が今後さらに日本で大きくなると思っていて、デジタルでどう解決しようかな、という中の一環として、このお店を作りました。

NECは今後、登録済みのクレジットカードなどでの決済にも対応させ、オフィスビル内の売店として展開していく予定だ。

セキュリティ面でも注目

内田嶺衣奈キャスター:
顔認証でレジのない店舗、ここまで進んでいるんですね

デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏:
便利になりますよね。使う側も時短というか、時間が短縮されるのもメリットですね。

内田嶺衣奈キャスター:
気になったポイントはありますか

デロイトトーマツグループCSO 松江英夫氏:
人手不足ということもありますが、さきほど申し上げた時短のニーズだけではなくて、セキュリティという文脈でも大事かなと思っています。無人化を可能にする、ということで、人を介さなくてすむ、こういった店舗は防犯上のリスクにさらされることがなくなる。安全対策としても必要なので、用途が広がるのではないかと思いますね。

(「Live News α」2月28日放送分)