市長室の家具を約1000万円かけて購入

榎並大二郎アナウンサー:
シャワールームなどで物議を醸す市川市の市長が約1000万円かけて市長室の家具を購入していたことが発覚しました。この買い物、市民の皆さんの理解を得られるのでしょうか。

この記事の画像(9枚)

市長室へのシャワールーム設置などで揺れている千葉県市川市の村越祐民市長。

6月28日の市議会で新たな疑問が投げかけられた。

大久保たかし市議:
村越市長に伺います。約1000万円の市長室の家具の金額について市民の皆さんは理解して頂けるとお考えでしょうか。お伺いします。

庁舎の完成に合わせて新たにそろえた市長室の家具が、合計で1000万円以上の金額になっているという。

一体どのような家具を購入したのか、FNNはその一部を入手した。

きれいな木目が目を引く机と椅子は市長が業務を行うために購入されたもの。金額は約157万円だという机には引き出しはなく、一般家庭のリビングで使っても違和感のないデザイン。椅子の金額を合わせると約180万円となる。

応接用のソファ16脚は合わせて約302万円。さらに約344万円の会議テーブルひとつ、椅子8脚で約67万円。このほかに購入された家具も含めた合計金額が約1058万円となっている。

質問をした市議はFNNの取材にこう話す。

大久保たかし市議:
必要な分に関しては購入するべき時にはやっぱ購入しなきゃいけないので。ただ市長室にそこまでお金をかける必要性があるんですかと。このような高額家具というものは市民の理解を得られるとは思えません。

高級家具購入について市民の反応

今回の家具購入について市民はどう捉えたのか。

市川市民女性(40代):
市長室のイメージと違う家具。うわ!高いですね!その値段には見えない家具だなと思います。人の意見も聞いてやった結果ですかね。

市川市民女性(18):
壊れたから買い換えるとかならわかるかなと思います。他の人も来るから整えたいみたいな感じだったら分かります。もうちょっと安いやつでも良かったんじゃないかなと思います。

公用車の高額なリース料や市長室のシャワールーム設置など何かと注目される千葉県市川市の村越市長。

合計1000万円以上の家具の購入について市民から高すぎるとの声が寄せられたことについて村越市長は「市長室のじゅう器については新庁舎の完成に合わせて2020年調達したものであり、庁舎に関係する他のじゅう器と一緒に適正に購入したものです。一般メーカーの市販品で珍しいものではなく、10人から12人が座れる会議机1人用の机と椅子に20人程度が座れる応接ソファーやテーブル等の家具類です」と回答した。

(「イット!」6月29日放送分より)