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真っ二つに割れた未解明の石「一刀石」が『鬼滅』聖地に 昭和42年の「厳しそうなお坊さん」の正体は? 奈良・柳生の里で兵動さんが剣豪・柳生十兵衛の歴史を大調査【兵動大樹今昔さんぽ】|FNNプライムオンライン

真っ二つに割れた未解明の石「一刀石」が『鬼滅』聖地に 昭和42年の「厳しそうなお坊さん」の正体は? 奈良・柳生の里で兵動さんが剣豪・柳生十兵衛の歴史を大調査【兵動大樹今昔さんぽ】

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一枚の写真から街を再発見する「兵動大樹の今昔さんぽ」。
今回は、奈良市の近鉄奈良駅前からスタートです。

あいにくの雨ですが、駅前は外国人観光客でいっぱいです。

そこで兵動さんが受け取ったのは、昭和42年(1967年)に奈良市で撮影された1枚の写真です。写っているのは、道着姿の人たちと、中央に座るなんとも厳しそうなお坊さんです。

【兵動大樹さん】「すごいな、この写真!ほんま怖い。座禅のお寺の人やな」

剣道なのか、武道なのか、それとも精神統一なのか…。

果たして写真の場所は見つかるのでしょうか?

■「剣道?」「修行?」商店街で聞き込み開始

シカがぶつかってくるハプニングも起きる中、早速聞き込み開始です!

観光客で賑わう通りを抜け、地元の商店街「東向北商店街」へ向かいます。

地元の人に写真を見せると、返ってくるのは「剣道?」「修行?」という声。
地元の大学生からは「剣道店があっち側にある」という気になる情報も飛び出しました。

続いて立ち寄ったのは薬草のお店「THERA」です。中国から伝来した薬草の知識は、1500年近く前の飛鳥時代に奈良で発展したと言われています。

こちらのお店では、主に奈良で作られる薬草を使った化粧品やアロマ製品を販売しています。

その店員さんに写真を見せると、「これ、『柳生』ちゃいますか。剣道の勉強できる道場」と大きなヒントをくれました!

柳生町は奈良市の東の方にある地域で店員さんによると「ちょっと男臭い町」とのこと。
感謝の意味を込めて高市総理も使っているという「男前になる粉」を購入しました。

【兵動大樹さん】「これ、ほんま男前になるんやろね?」
【店員】「ならんかったら戻ってきてください」

■全国1位の武道具店で「柳生」の文字に鳥肌!

続いて、大学生に教えてもらった武道具店「柳生堂」に向かうと、店内には、防具の販売数「全国1位」の文字が!

人気の秘密は、顧客の要望に応じて武道具をカスタムできることにあるそう。

竹刀は握りの太さや長さを調整することができ、1本5000円〜6000円ほどですが、意外にも月に2本ほど消耗する消耗品なんです。

ここで兵動さんの鳥肌が立つ出来事が。竹刀の包装に「柳生」と書かれているのを発見したのです。なんと、店主が柳生の出身でした。

時代劇にも登場する「柳生十兵衛」も柳生出身。柳生新陰流は、かつて柳生の里を治めていた柳生藩に伝わる剣術だそうです。

そして写真の場所は、柳生の「正木坂剣禅道場」で、管理しているのは芳徳寺というお寺。写真のお坊さんは芳徳寺の住職だということまで教えてもらいました。

■写真の“お坊さん”の正体は…

芳徳寺は柳生家の菩提寺として建てられたお寺で、柳生の歴史を伝える資料が数多く残されています。戦国時代からの家系図には、柳生十兵衛の名前もあります。

柳生藩の藩主は徳川将軍家の指南役をしていて基本的に江戸で暮らしていたため、江戸のイメージが強いのだそうです。

ちなみに、時代劇では隻眼のイメージが強い十兵衛ですが、実際は違うということです。

そして写真のお坊さんは、いまの住職・橋本紹靖さんの祖父にあたる方でした。

新陰流は剣を振るう者の精神性を高める「禅」の思想を取り入れていて、いまも座禅を体験できるといいます。

【兵動大樹さん】「いかつさは大分柔らかくなりましたね!」
【住職・橋本紹靖さん】「祖父は厳しかったらしいです」

■『鬼滅の刃』の聖地「一刀石」

ここで、柳生観光協会の会長が柳生の里を案内してくれました。

会長のオススメは「一刀石」。
巨石信仰の「天石立神社」の奥へ進むと、見事に真っ二つに割れた大岩が現れます。

【兵動大樹さん】「スパーンってなってるやん!さすが柳生やな、という感じがしますね!」

『鬼滅の刃』で修行中の竈門炭治郎が岩を切るシーンに似ていると話題になり、聖地として一気に人気に!1日およそ1000人ものファンが訪れたこともあったそうです。

一刀石がなぜ割れたのかは、いまも謎なんだとか。

■目指すは「活人剣」!今も受け継がれる柳生新陰流

満を持して、宝徳寺が管理する正木坂剣禅道場へ。

迎えてくれたのは柳生新陰流の団体の皆さんです。
柳生新陰流は「剣道」ではなく「剣術」で、防具をつけないなど、練習法からしてかなりの違いがあるそうです。

使う竹刀も、現代の竹刀の原型とされる、革袋で竹を包んだ「袋竹刀」を使います。

柳生新陰流が目指すのは「活人剣」、人を生かす刀です。

極意とされるのは、刀を持たずに相手を制する「無刀取り」。
相手の動きに注意し、「技の起こり」を見極めることで可能になるそうです。

■写真の場所を発見!

最後は住職にも写真の再現に協力してもらい、同じ場所から記念撮影です。

昭和42年(1967年)の厳しそうな1枚の裏には、剣豪・柳生十兵衛を生んだ里の歴史と、禅を取り入れた「人を活かす剣」が息づいていました。

【兵動大樹さん】「柳生新陰流というものが奈良にあったんだと勉強させていただきました。楽しい街でございますので、ぜひ遊びに来てください」

(関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」2026年10月30日放送)

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