陣痛の始まった妊婦を安全に病院に送り届ける新潟県の新しいサービスが始まりました。移動を支えるのはタクシー会社。11月4日、報道陣にその搬送の様子が実演されました。
【ドライバー】
「何かお手伝いすることはありますか」
【妊婦役】
「すみません、荷物を持っていただけますか」
南魚沼市の浦佐タクシーで行われたのは、妊婦をタクシーで搬送するデモンストレーション。
県が11月4日サービスを始めた『こむすび出産応援タクシー』です。
陣痛が始まった妊婦が身近に送迎を頼れる家族がいない場合に、ドライバーが出産予定の医療機関まで迅速に送り届けるサービスです。
【妊婦役】
「破水したかもしれないです」
【ドライバー】
「大丈夫ですよ。吸水シーツが敷いてありますので」
座席には、破水に備える吸水シーツが敷かれ、妊婦への配慮や緊急時の対応を学んだドライバーが運転します。
【浦佐タクシー 田端嘉久さん】
「(研修で)実際に自分が妊婦さんの重しをつけてみて、苦しさ、体の動かしづらさ、シートベルトのつけづらさを学んだ」
こむすび出産応援タクシーの利用方法は…
〈1〉まず事前にタクシー会社に名前・住所・出産予定の医療機関を登録
〈2〉陣痛が来たら、先に出産予定の医療機関に連絡
〈3〉登録したタクシー会社に配車を依頼
実際に妊婦を受け入れる病院の医師は…
【魚沼基幹病院産婦人科 加嶋克則 部長】
「日中、一人で過ごしているときに、ご主人が帰ってこないと、なかなか(病院に)行けないという訴えはあったので、その解消を期待している」
11月4日、サービスを始めたのは県内のタクシー会社10社で、県は今後も協力する事業者を募り、県全体に広げたいとしています。
